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2022/07/01

受賞

【受賞】毒性学分野 博士後期課程3年 生野雄大氏が第49回日本毒性学会学術年会にて学生ポスター発表賞を受賞しました(令和4年7月1日)。

マイクロプラスチックは環境中のいたるところに存在しているため、ヒトへの曝露は避け得ません。しかしながら、その健康影響はほとんど明らかにされていません。環境中に存在するマイクロプラスチックは紫外線などの影響で劣化しているため、劣化状態を考慮した生体影響評価が必須です。そこで本研究では、環境中の劣化状態を模した標準品の作製法を確立し、生体影響評価の第一段階として細胞毒性試験を実施しました。その結果、劣化ポリエチレンでのみ濃度依存的な細胞毒性が認められました。また、劣化状態が進行するほど、細胞への影響が大きくなる傾向が示唆されました。以上により、マイクロプラスチックは劣化状態によって生体への影響が異なる可能性を見出したことから、本学会において発表を行い、今回の受賞に至りました。