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2022/12/02

受賞

【受賞】核酸医薬設計学分野 博士後期課程2年 石田健太氏が18th Annual Meeting of the Oligonucleotide Therapeutics SocietyにてPoster Awardを受賞しました(2022年10月5日)。

当研究室では優れた酵素耐性能を有する人工核酸アプタマーの開発を目指して、人工核酸を含むオリゴヌクレオチドの酵素合成法開発に取り組んでいます。今回我々は、当研究室で開発した改変ポリメラーゼ(核酸合成酵素)を用いることで、2′-MOEで構成されたオリゴヌクレオチドの酵素合成法を開発しました。2′-MOEは、優れた酵素耐性能を有することが知られている核酸誘導体です。酵素反応の基質となる2′-MOEの三リン酸体を化学合成し、酵素反応の条件を精査・最適化することで、アプタマー開発に必要な30塩基長のランダム領域を含む70塩基長の2′-MOEオリゴヌクレオチドを酵素合成することに成功しました。今後は、本技術を用いて、人工核酸アプタマーの開発に取り組んでいきたいと考えています。