News
2022.3.30 Wed
  • ALL

大阪大学COI拠点が最高評価「S+」を獲得しました

大阪大学は、2013年に、10年後の目指すべき社会像を見据えたビジョン主導型のチャレンジング・ハイリスクな研究開発を支援するセンター・オブ・イノベーション(COI)プログラムの拠点(拠点名「人間力活性化によるスーパー日本人の育成拠点」)として採択されました。

大阪大学COI拠点では、一人ひとりが本来持っている潜在力を発揮して自立し、自ら課題に立ち向かう“積極的自立社会”の実現を目指し、中核拠点の本学、サテライトの金沢大学ほかさまざまな研究機関・企業が参画。社会のあるべき姿を出発点として取り組むべき課題を設定し、「医学」「脳科学」「理学」「工学」の研究部門と、社会実装を担う企業が連携しながら、9年間にわたる研究開発を行ってきました。

中でも、心身の成長に最も重要な幼年期にフォーカスし、2020年度からは拠点名を「乳幼児からの健やかな脳の育成による積極的自立社会創成拠点」に変更。主要テーマとして3つのユースケース「脳の発達に重要な乳幼児期の睡眠の改善」「自閉症児の自立・社会性の向上」「子どもの教育環境の改善・コミュニケーション・学力の向上」を設定し、自治体・企業等での実用化に向けた取り組みを進めてきました。

またポストCOIテーマとして「体内水素発生技術の開発と免疫力強化(シリコン製剤)」の研究開発を進め、OI機構による大型共同研究へと発展させました。

さらに、プログラム終了後も、「組織」対「組織」の部局横断型大型共同研究体制によるイノベーションを連続的に創出するべく、大阪大学と金沢大学において「連携イノベーションプラットフォーム」を構築しました。

これらの実績が高く評価され、プログラム最終年度となる2021年度末に行われた事後評価において、大阪大学COI拠点は最高評価となる「S+」(個別評価:拠点構想=s、 研究開発/社会実装=s、プラットフォーム構築=s、人材育成・活躍促進=s)の評価を受けました。

9年間にわたる本プログラムの取り組みで生まれた数々の研究開発成果は、臨床研究への展開、企業への事業化移管や技術移管などを通じて、今後も社会実装を進めていきます。




share !