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2023/11/06

受賞

【受賞】分子生物学分野 学部4年 永井和奏氏が第73回日本薬学会関西支部総会・大会にて優秀口頭発表賞を受賞しました。

・概要
第73回 日本薬学会関西支部総会・大会(令和5年10月14日)
「ヒトiPS細胞由来肝細胞オルガノイドに凍結保存が与える影響
―凍結保存したヒトiPS細胞由来肝細胞オルガノイドの機能解析―」
優秀口頭発表賞
永井 和奏(分子生物学分野 学部4年)

創薬研究に資する新たな肝細胞供給源として、ヒトiPS細胞由来肝細胞(induced pluripotent stem cell-derived hepatocyte-like cells; HLC)が注目されてきました。しかしHLCは、安定した供給が可能である一方、煩雑な分化誘導が必要である上、長期間の機能維持が困難でした。そこで、我々はHLCから肝オルガノイド(iPS cell-derived HLC organoids; iHO)を樹立し、その機能解析を行ってきました。樹立したiHOは10継代以上の培養が可能であり、高い細胞増殖能と肝細胞マーカー遺伝子発現を有していました。本研究では、iHOは凍結保存が可能であるだけでなく、凍結融解後も二次元培養により高機能なiHO由来肝細胞が作成可能であることを示しました。今後、凍結融解後のiHOの機能についてより詳細な解析を行い、iHOの汎用性向上につなげていきたいと思います。