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2022/12/02

受賞

【受賞】核酸医薬設計学分野 博士後期課程2年 石田健太氏が日本核酸医薬学会第7回年会にて川原賞を受賞しました(2022年8月2日)。

当研究室では優れた酵素耐性能を有する人工核酸アプタマーの開発を目指して、人工核酸を含むオリゴヌクレオチドの酵素合成法開発に取り組んでいます。今回我々は、当研究室で開発した改変ポリメラーゼ (核酸合成酵素) を用いることで、核酸糖部の2′位や5′位に様々な化学修飾を加えた人工核酸を含むオリゴヌクレオチドを酵素合成可能か検証しました。核酸糖部への修飾は酵素耐性能を向上させることが知られています。12種類の人工核酸について、酵素反応の基質となる三リン酸体をそれぞれ化学合成し、酵素反応の条件を精査・最適化することで、8種類の人工核酸に関してアプタマー開発に必要な30塩基長のランダム領域を含む70塩基長のオリゴヌクレオチドを酵素合成することに成功しました。今後は、本技術を用いて、人工核酸アプタマーの開発に取り組んでいきたいと考えています。