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2022/12/21
受賞
【受賞】薬剤学分野 博士前期課程2年 高田理彩氏が第45回日本分子生物学会(MBSJ2022)にてサイエンスピッチアワードおよびEMBO Science Pitch Prizeを受賞しました。
【学会名】第45回日本分子生物学会年会
【受賞演題】新型コロナウイルス変異株に対応する次世代型ACE2-Fc製剤の開発
【賞名】サイエンスピッチアワードおよびEMBO Science Pitch Prize
【受賞者】高田理彩(薬剤学分野 博士前期課程2年)
EMBO Science Pitch Prizeは、サイエンスピッチ(ショートトーク)に採択された600演題のうち上位8名に授与される特別な賞です。新型コロナウイルスSARS-CoV-2の変異に強いタンパク質製剤として、標的受容体であるACE2を可溶化したACE2-Fc製剤が注目されています。今回私達は、ACE2-Fc製剤の課題である低い結合親和性を克服することを目指し、当研究室の独自技術により共有結合能を持つ人工アミノ酸を導入することで、SARS-CoV-2オミクロン株のスパイクタンパク質と不可逆的に結合するACE2-Fcを開発することに成功しました。この技術は他のタンパク質製剤にも応用可能であり、新たな創薬モダリティになると期待されます。