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2023/11/06

受賞

【受賞】分子生物学分野 博士前期課程2年 種昻なお実氏が第10回日本細胞外小胞学会学術集会にて奨励賞を受賞しました。

・概要
第10回日本細胞外小胞学会学術集会(令和5年10月23~24日)
「腫瘍溶解性ウイルスであるレオウイルスは細胞外小胞と相互作用した状態で感染細胞より放出される」
奨励賞
種昻なお実(分子生物学分野 博士前期課程2年)

近年、腫瘍細胞特異的に感染増殖し死滅させる腫瘍溶解性ウイルスが新規抗がん剤として注目されています。一方で、ウイルス感染細胞が産生する細胞外小胞(EV)がウイルス感染に様々な役割を担っていることが明らかとなってまいりました。我々は、腫瘍溶解性ウイルスであるレオウイルスが感染した細胞において、子孫ウイルスが細胞外小胞と相互作用した状態で放出されることを明らかにしました。さらに、レオウイルス感染細胞由来EVは腫瘍細胞に取り込まれることで感染し、優れた殺細胞効果を示すことを見出しました。本研究は、レオウイルスの抗腫瘍効果メカニズムの解明、ならびにEVを利用した腫瘍溶解性ウイルス製剤の開発に向けて新たな知見を提供するものと期待されます。