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2023/10/24

受賞

【受賞】創薬ナノデザイン学分野 河原永悟氏(博士課程3年)が第27回日本ワクチン学会 第64回日本臨床ウイルス学会 合同学術集会(令和5年10月21日~22日)において若手奨励賞を受賞しました。

<河原永悟、柴田岳彦、平井敏郎、吉岡靖雄:G蛋白質を用いたRSウイルスワクチンにおける副反応メカニズムの解析>
RSウイルス(RSV)は、2歳までにほぼ100%の乳幼児が感染し、特に初感染の乳児や基礎疾患をもつ高齢者では高率に気管支炎や肺炎を誘発するため、ワクチン開発が盛んに行われています。RSVのG蛋白質を標的とするワクチンは、組換えG蛋白質をマウスにワクチンした際、RSV感染後の肺で好酸球増加を特徴とする副反応を誘発したため、安全性が懸念され開発が進んでいません。本発表では、G蛋白質ワクチンによるRSV感染後の副反応(肺重量の増加)が、好酸球や好中球ではなく、G蛋白質特異的Th2細胞によって誘導されることを報告しました。本成果は、G蛋白質ワクチンの安全性の向上や臨床応用につながるものと期待されます。