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2023/04/28
受賞
【受賞】分子生物学分野 博士後期課程2年 横田純平氏が日本薬学会第143年会にて学生優秀発表賞(口頭発表の部)を受賞しました。
日本薬学会第143年会(令和5年3月28日)
「両親媒性ポリマー由来三次元ナノファイバー(HYDROX)を用いた高機能なヒト腸管オルガノイドの培養」
学生優秀発表賞(口頭発表の部)
横田 純平(分子生物学分野 博士後期課程2年)
三次元培養体であるオルガノイドは、試験管内の臓器モデルとして創薬スクリーニングをはじめとした様々な分野への応用が期待されている。しかし、三次元培養で用いられてきたマトリゲルは、主に動物由来成分を含んでおり再現性や安全性等に懸念される点がある。そこで本研究では、化学合成品であるポリサルコシン-ポリ乳酸両親媒性ポリマー由来の三次元ナノファイバー(HYDROX)をヒト腸管オルガノイド培養に適用することで、従来のマトリゲルを用いた従来系よりも高機能なヒト腸管モデルの作製に成功した。今後は、HYDROXがオルガノイドに与える影響の解析や細胞の機能向上メカニズムに迫りたいと考えています。これらが創薬や再生医療分野における新たな研究ツールとして貢献することを期待します。